一日のはじまりの大切な時間を「流氷硝子」の器が演出します。
流氷硝子館が製作する「流氷硝子」の原料は、蛍光灯から再生されたガラス「エコピリカ」でつくられています。
オホーツクで生まれ変わったガラスたちは、繰り返しやって来る流氷のように、ここから皆様のもとへ旅立ってゆきます。
※手づくり品のため、一点ずつサイズや形状、色合いが異なります。
※在庫状況により、お届けまで3ヶ月程度かかる場合がありますので、詳しい納期は直接事業者様へお問合せください。
※蛍光灯リサイクルガラス「エコピリカ」を使った「流氷硝子」製品は耐熱・強化ガラスではありません。
オホーツク海を一望の絶景ロケーション
「流氷硝子館」はリサイクルガラスを使用した手作りガラス工房です。
オホーツクのかたち。流氷のように生まれ変わる硝子
オホーツク海に毎年やってくる流氷。
美しいだけでなく、北方の海から栄養をもたらす自然の恵みです。
近年は、流氷の量が減ったりあまり見られない年もあり、原因は地球温暖化といわれています。
流氷、雪、氷、自然が生み出す美しい形がいつまでもここにあってほしいという願いを込めて、その姿をガラスで表現した「流氷硝子」。
廃棄された蛍光灯から生まれ変わったガラス原料「エコピリカ」で製作しています。
“エコ”はエコロジーのエコ、“ピリカ”は「正しい、美しい」という意味のアイヌ語です。
ここで生まれ変わったガラスたちは、繰り返しやってくる流氷のように、ここから皆様のもとへと旅立ってゆきます。
「エコピリカ」とは、廃棄された蛍光灯をリサイクルして作られたガラス原料です。「エコピリカ」を作っている北見市留辺蘂町の野村興産㈱イトムカ鉱業所は、日本で唯一の水銀リサイクル処理技術を持っており、蛍光灯に含まれる水銀を無害化処理してガラスを生まれ変わらせることができます。そのため、全国約700の自治体や多くの企業から排出された蛍光灯が集められているのです。
通常のガラス原料と比較して、廃蛍光灯をリサイクルしたエコピリカは低い温度で加工でき、工芸用ガラス原料の組成に近いため、流氷硝子館の製品づくりとの相性も良好です。
低い温度で加工ができれば、燃料の消費を抑えることができ、CO2排出量も削減できます。
高い温度で原料を加工するガラス製作には、多くのエネルギーが必要となります。
流氷硝子館では、それを少しでも無駄なく使用するよう努めています。網走市の12月から5月の半年間の平均気温は-0.3℃、最低気温の平均は-4.1℃と暖房が欠かせないため、ガラス製作の窯で発生した熱を暖房として再利用しています。
本州以南のガラス工房なら冷房が欠かせない春や秋も、流氷硝子館では冷房を使用せず作業ができます。
SDGsの取組
(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)
流氷硝子館は次の取組を行います。
(番号は17あるターゲット番号のうち該当する取組を意味します。)
7、13:気温が高い時期は窯を休ませる。
⇒全国的に電力量が逼迫する夏は、節電のために窯を休ませます。網走の夏は、冷房で電力を使用しなくても涼しく過ごせます。
8、11:地域に眠る未利用資源の活用
⇒これまで使用してきたホタテの貝殻や乾電池、温泉の湯の花などのように、ガラス製品に活用できる資源を地域で探します。
11,17:一緒に考え行動する仲間を増やす
⇒①教育活動(講師、教育旅行) 環境問題に関する講演活動や、 工房での教育旅行の受け入れに取り組みます。
②コラボ商品の開発 原料を供給してくれるイトムカ鉱業所を始め、 地域を問わず理念を共有できる仲間と共に、リサイクル原料等を使用したコラボ商品を開発します。
12,17:サーキュラーエコノミー(循環型経済)を目指す
⇒①「エコピリカ」を使用したガラス製品の回収・リサイクルを積極的に行います。
②再製品化を考えた製品づくりをします。
③理念を共有する人・企業と共に、 エコピリカ原料の普及、販売の促進に努めます。
12,14:梱包資材の脱プラスチック
⇒ガラス製品には割れないようにプラスチックの梱包材を使いますが、裁断したダンボールなどで代用できないか思案中です。
13:再生エネルギーへのシフト
⇒使用するエネルギーを見直し、再生エネルギーを使用する電力会社を利用する。(2021年5月切り替え済)
「環境を守りながら、この地域でなければできないものが作れる」と確信し、網走で流氷硝子を立ち上げました。
地元で調達できるリサイクル原料の使用は「エネルギー問題」への取り組みの一つで「海の豊かさを守る」ための活動でもあります。
この網走の地で、環境問題について皆さんにお伝えしていく中で、関心を持って下さる方も多くなってきました。今後はさらに取り組みを加速していきたいです。
私達が心を込めてお贈りいたします。
体験メニューも充実、施設内の「シーニック・カフェ 帽子岩」はオホーツク海を一望出来るロケーションです。
ぜひお立ち寄りください。
事業者名 | 流氷硝子館 |
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連絡先 | 0152-43-3480 |
営業時間 | 10:00-17:00 |
定休日 | 水曜、他臨時休業有 |